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システム相談について

私たちの『システムコンサルティング』とは、

システムを使う側(=ユーザー側)の皆さまへのサポートです。

では、具体的に何をするのか、何をご提供できるのか、そして何故それが必要か?について
お話させていただきます。

キーボード

そもそもシステム化とは?

今や、パソコン無しでの会社運営は皆無と言ってもよいほどです。
お客様への連絡、社員同士の連絡もメールであったり、勤務時間管理もシステムへの入力であったり、それに伴い給与計算などもシステムで行い、在庫管理や生産管理、原価管理などすべてがパソコンで管理している、、、といってもよいでしょう。

事務作業など、昔から手作業で行っている企業さんも、「そろそろシステム化を、、、」と考えておられるかと思います。

それは何故か。

『働き方改革』として残業時間の削減を言われていますし、離職防止や負担軽減のためにもシステム化して、従業員さんの作業をラクにしたい、とお考えの経営者さんも多いかと思います。

また、最近は”AI”という言葉が色んなところで目にしますし耳にします。
「うちも時代の流れに乗って、、、」
そんな企業さんもいらっしゃると思います。

 

システム化として、一番とっかかりやすいもので考えれば、
『定例・定型作業』
です。

最近では「RPAを活用し単純作業はロボットにやらせよう!」なんてことも現実化してきました。
人間が毎日・毎月定例で行う作業(例えば、請求書発行業務・資料請求受付業務など)は、手順をロボットに指示してやってもらおうということです。

ロボットまでは、、、とお思いの方、単純なことでしたら、「Excel」にその手順を指示(=VBA(プログラム))してあげれば、それこそ請求書作成~印刷までは勝手にやってくれる、、、というのも実際に可能です。

実際、私もフリーのシステムエンジニアとして仕事している際、毎月請求書を契約先に送る必要があったのですが、、、毎回、時間だの経費だの金額だのを計算して決まったフォーマットに記載するのは面倒くさいと思っていました(笑)
しかも、一覧として過去分を残しておきたかったので、そうなると契約先に送付する請求書と一覧表の2カ所に入力をする必要がある、、、となるわけです。そりゃ面倒だ。。。

そこで、Excelを利用しVBAを組み込んで、請求書フォーマットと一覧表を同時に作成・保存するようにしていました。入力は「勤務時間」「交通費(日付、明細、金額)」の入力のみです。
月毎に稼働日数が違うと、その差分だとか、残業時間分の計算なども自動で算出していました。

というように、単純作業(=入力する値は違えど、入力する項目が同じであったり、作成する書類は同じもの)については、パソコンに「お願い!」と頼むことで、人間の手が空き、人だからこその作業に工数が廻せるわけです。

「定例作業を機械化し、人手作業・作業ミスを減らす!」

これが基本。

大企業さんの場合だと、非常に大掛かりですが基本は同じ。
システム化する規模がとんでもなく広範囲となっているだけなのです。

 

システム導入の現状、ならびにシステム開発の現状

現状

システム屋側から見た現状です。

・・・

・・・・・

・・・・・・・

「頼むから、、、仕様をきっちり固めておくれっっ(T_T)」

これが本音じゃないでしょうか。

 

私自身、25年以上業務系システムエンジニアとして、各社のシステム開発に参画してきました。
大規模開発ばかりです。数年かけて、数百名のSE・プログラマーたちと臨んできました。
もちろん、開発費用も億越えです。

潤沢な資金、、と思いきや、期間が延びたり、見積もり以上に費用が重なったり、残業による残業で人件費はもちろんのことタクシー代や夜食代などで余計な費用がかかったりで、結局大赤字でなおかつシステムも安定稼働までに時間がかかる、、、ということもざらでした。

SEたちは疲弊しきっており、メンタル不調で休職や離職(社員さんは休職がききますが、外注メンバーはその時点で契約終了となる場合がほとんどです。私のように基本フリーでやってるSEたちは心身不調=失業=生活出来ないとなるため、耐え忍んでいた方も多かったです)せざるを得ない状況に陥ったり、職場の環境も雰囲気も本当に最悪、、、といったこともありました。

今でこそ「ハラスメント」という言葉がありますが、私が現役でプロジェクト参画していた頃は「昭和の高度成長期さながら」といった雰囲気で、ひたすら”根性”で頑張っていました。
私が「〇〇ハラスメント」をしていた、、、と、当時を振り返り反省している次第です。

実は、現在の開発プロジェクトでも大して変わらない、と聞きます。
昔ほどではないにしろ、結局のところ、期限に間に合わないだの、人が足りないだの、SEのレベルが低下しているなど、様々な問題を抱えながら、同じ過ちを繰り返しながら各所でシステム開発がされている、、、という状況です。

時々、「休日祝日にかけて銀行ATMを停止します」というCM見かけませんか?
私、、、あのCMを見るたびに心配になるんです。。。「システム入れ替えか、、、大丈夫かしら」と。
ましてや、1か月後に同じようなCMがまた流れると「おいおい、何があった?現場は大丈夫か?SEたちは生きてるか?」とかなり胸が痛くなります。
大手都銀の大型合併時、その銀行さんとの口振データやりとりで巻き込まれまくった事件がありました。直接銀行のシステムに携わっていないのに、処理遅延の影響で取引のある会社のシステムリカバリで相当数のSEさんたちが泣いていたと思います。
その後、別のプロジェクトでその時の某銀行合併プロジェクトに参画していたというSEさんと一緒に仕事したのですが、、、
「もうあの時のことは思い出したくもない。もう二度とあそこの仕事はやりたくない」と口を揃えて仰っていたのをハッキリ覚えています。
その時に身体を壊し、数年後だったにも関わらず投薬治療を続けておられました。。。

 

原因は?

何故そこまで追いつめられるのか?そんなことになってしまうのか?

様々な要因が重なって、、、ということになりますが、大きな原因は明確です。

 

『仕様が決まらない』

 

ということです。

SE側としては
「何をどうしたいのか?」
が分からないと何も作れません。

どんなことが起こっているのかを身近な”事件”で例えてみると。。。

例①

「ごはん何がいい?」
と聞かれて、
「なんでもいい」
と答えられたら困っちゃう、、、そんな感じ(笑)

もっと言うと、
「和食?中華?イタリアン?」
と聞いても、
「んーなんでもいいや」
と答えておきながら、
「じゃあ、和食屋に行こう」
といって出向いたにも関わらず、目の前に出てきた和定食を見て、
「和食って気分じゃない」
とか言っちゃうやつ。。。

 

例②

中華屋さんにて。
天津飯1つ餃子2つ。あとマーボー豆腐1つ
とオーダーしたお客さん。店側はささっと作り始めます。
すると、、、
「あ、やっぱり天津飯やめてラーメンで。餃子は3つにして」
と変更。
店主は天津飯オーダーで卵を割って、具もいれて混ぜちゃった後だったのですが、仕方なくそれを捨てて麺を茹ではじめます。
豆腐もカットしてひき肉と共に炒めはじめます。餃子も別の鍋で+1人前焼き始めます。
すると、、、
「やっぱりマーボー豆腐やめてから揚げに。ラーメンは担々麺に変更で」
店主は戸惑いながらも、お客さんの要望に応えようと、炒め始めていた豆腐とひき肉を捨て、鶏肉を揚げ始めます。
そして、ラーメンのどんぶりにタレを入れて準備していましたが、それも捨て担々麺の準備に取り掛かります。
ようやく担々麺と餃子3人前が出来上がったところで、
餃子2人前でいいや。担々麺やめてやっぱり最初の天津飯で」
とお客さんが言い出します。
「はぁ?」と思いつつも、天津飯を作り始め、餃子も一人前廃棄です。
最後のトドメは
「全然料理出てこないじゃん!もう何もいらない!帰る!!食べてないからお金いらないよね!!!」
と出ていってしまいました。。。

いやいや、、、この時点で、天津飯×2、餃子×3、ラーメン×1、担々麺×1、から揚げ×1、マーボー豆腐×1材料費・水道光熱費・人件費がかかっているわけです。
それをなかったことになんて、、、出来るかいっつ!!

的な感じ(笑)

 

身近な例だとこんな感じ。分かっていただけます?

最終的に何が欲しいのか?がさっぱり分からず、色々聞いても本来必要とすべき人から明確な答えが出てこない。
それでも何か形にせねば、、、ということで頑張ってはみるが、実際目の前にして「そうじゃない」「それではない」と否定のみ。ここまできても欲しいものが明確にならない。
挙句の果てには「ちっとも欲しいものが出てこない」と怒る、、、

という感じだったりします。

極端な例で申し訳ないのですが、分かりやすく表現するとこんな感じです。

 

例①では、少なくとも和・中・伊など種類くらいは意思表示しようよ、、、です。
例②では、食べたいものはメニューみて吟味して決めきってほしい、、、ということです。

ただですね。。。
仮に例①で「中華で」と決めた場合でも、そこから先のメニューに辿りつくように要望を聞き出せるSEが減っているも事実です。
場合によっては、何にするかを決める会話の状態(声、態度、目線、雰囲気など)から、本当に食べたいと思っているもの(和?中?だけでも)を探り出す、、、ということも可能かもしれませんが、そういったことが出来ないSEが増えているのも事実です。

「仕様に書いてあることしかしません」
というSEが増えてきているのも事実です。
その仕様に矛盾点や非効率なものがあったとしても、指摘すらせずそのまま作業をすすめてしまう、、、というSEもかなり増えているように思います。

これは、ある意味仕方ないというのか、時代の流れなのかもしれません。
コンプライアンスだの、訴訟問題だの、色々ややこしいことが増えてきているのも事実。
ビジネスですから当たり前といえば当たり前ですが、あまりにも機械的すぎるのもなぁ、、、と思うのは私だけでしょうか。。。

 

あるべき姿、目指す姿とは

「それが出来れば苦労せんって!!」
というのは当然ながら分かっていますので、あえて言います。

ユーザーから要件がピシッと決まってたものが提示されて、
ベンダーもその要件からシステム作成がスムーズに進み、
質問・回答がテンポよく廻り、
導入時も予定通りに滞りなく作業実施され、
バグもなく平和に保守運用が出来る

なーんて。
夢のようですが。

私の夢ですもの(^^;

結局のところ、一行目の「要件提示」が非常に重要です。
ここがグレーだと後続作業はすべてグレーです。

結局、
「要件が固まった状態で提示されるシステム開発プロジェクトの経験がない!」
ということです。あくまで私の経験ですが。

世の中には要件が固まってシステム開発プロジェクトが進む案件も少なからずあると思いますが、
26年ほど開発プロジェクトばかり参画してきましたが、
残念ながらすべてがフワッフワでした。メレンゲのパンケーキのようなフワフワ感。。。

 

ユーザーさんがいかに要件を固めて提示できるかが、システム開発の成功OR失敗のカギを握ります。

「んなこと言ったって、何すればいいのさ?」

という方のために、私達がいるわけです。

 

システム開発の有無に関わらず、自社業務を整理したい、というお声があれば喜んで伺います。
皆さまの会社の「健康」のためにお役に立てれば最高の幸せです!

 

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