こんにちは。
キャリアカウンセラー よこまくかなこ です。
ここのところ「勘違い」という言葉をよく耳にします。
ブーム?
ニュースで大臣お二方が連チャンでお話されていたのが印象的でした。
ネットも少々荒れていたようですね。
私は会見を拝見して「えーーー!?」と思ってしまいました。
ネットで騒いでいる「今さらそれ言う?」とかその言葉に対する批判というわけではなく、
今まで社会人として現場で学んできた『勘違い』ということについて、私が何に反応したのかを文字にしてみたいと思います。
さて。
実際、民間組織の中(=会社)で「勘違い」というのは致命的なことになりかねません。
仕事をしている中で「勘違い」が起こらないように注意が必要です。
私がSEとして働いているとき、ムキになって働いていたとき、、、といった方が正しいかもしれませんね(笑)
「はぁ?そっちの勘違いでしょ!」「この説明でそんな風に捉えれるわけないじゃん!」などとよく怒っていたことを思い出します。
システム要件を詰めて設計~製造~テストと進めていく中でよく発生した事象です。
自分自身が話をしたことについて、結果伝わっていなかった時に「理解力ないんじゃない?」と相手を責めてイライラしていました。
相手が話をしたことについて、理解できない時に「説明ヘタ!」と相手を責めてイライラしていました。
そんなことを続けていたので、ストレスは解消されることもなく、周りからも恐れられ嫌がられ、、、となります。
特にリーダーや”長”がつくような役職の人には必要以上に噛みついていたわけです。
そんな私だったのですが、「このままじゃダメだ、、、」とホンットに燃え尽きて、自分を変えなければ、、、と悩んでいた頃のことかと思います。
「伝えたつもりでも、伝わっていなかったら、それは伝えていないことと同じ」
「伝わっていなければ、伝えた方のミス」
ということを言っている本を読んで、ガーンとなりました。(本、なんだったか覚えてなくてすみません)
「伝える」≠「伝わる」
であるということを、冷静になって今までを振り返りました。
「これくらいのこと知ってるでしょ?」や「そんなん知るわけないやん」といった私の勝手な線引きによって、
相手がこちらの思い通りではないことに腹を立てるという理不尽極まりないことをしていた、、、と。
もちろん、業界的に「それは知ってないとこの業界どこでもついていけない」といった業界常識などはあるかもしれませんし、
そういったことは自ら進んで学ばなければいけません。
比較的記憶に新しいSE時代の経験でも「ひゃーそれ知らずにこの業界でどうやって仕事してきたの???」という方もいらっしゃいました。
全員が同じレベルで物事を知り、考え、実行しているわけではない。
知識や経験の幅などは人それぞれです。もちろん、考え方や理解などは違って当然です。
であれば、全員に伝わるよう(難しければ後フォローをいれるなど)に伝える方が責任を持って伝えることが必要ではないかと。
確実にバトンを渡すということが出来ていないことを「勘違い」と片付けてしまうのはいかがなものか、、、と捉えるようになったわけです。
「伝える人の責任で確実に相手に伝える」
と考えています。もちろん、相手の頭の中までは覗けませんから、相手の表情やしぐさ、返答の内容などからすべてを読みとっていく必要があります。
正直言うと、様々な視点で自分の話し方を見たときに、伝えることの難しさを知り自分から発することを躊躇してしまいがちな自分もいたりします。
「伝え方」として、ロジカルシンキングや情報整理の仕方なども自分なりに学んだりしました。今も本などを読み学び続けています。
それ以来「勘違い」という言葉を、自分が伝えたことに対して相手に伝わっていなかったときは使うことをしていません。
私自身が聞いたことに対して、発信者と意図が違うかな?というときは「私が勘違いしているといけないので、、、」と添えて伝え直しをするようにしていました。
こういった経験によって、私自身もですが、私の周りでも「勘違い」と相手を責めたりということが極端に減った気がします。
なんせ、耳に入ってこなかったので。。。
という状態だったところに、久々に権力ある人の「勘違いじゃないですか?」の一言が、私には凶器に見えてしまった、、、というわけです。
どっちもどっち、、、かもしれませんが。
いずれにせよ「勘違い」はナンセンスではないかと思うわけです。
(特に!今は事態が事態だけに、ね)
「心理的葛藤や色々なものが渦巻いていて大変なんやろな~」
とお姿拝見して感じたわけですが。
私にとって「勘違い」という言葉は、”最悪、相手を傷つける凶器”と捉えているんだなぁと改めて気づかされました。
そして、ここに視点を合わせてる場合ではないということ。
本当の目的は、、、
「コロナ感染を抑えて、経済廻し始めるよ!」
ということ。
※私は『withコロナ』を積極的に考えていく必要がある、、、派です。
ここがブレないように、内閣の皆さま、国会議員、都道府県、市町村、各企業、医療機関、そして国民一人一人が力を発揮する時です。
どんな言動を選択するか?
その人の本質が見えてきますからね~
では。
皆さまもご自愛くださいませ。