こんにちは。
システム&キャリアコンサルタントの よこまくかなこ です。
意思決定理論、まだまだ勉強が足りていない私。
表面的な文字しか見れていないというのが本音です。
内容は今後付け加えていきます。勉強が進んでいるのか、滞っているのか、、
ご想像にお任せします。
当ページ下部に「ジェラット」に関する過去問からの参考問題を記載しています。
よろしければご活用ください。
ハリー・ジェラット(意思決定の理論)
大きく2つの理論を提唱したのがジェラットです。
初期段階に1つめ、晩年期に2つめです。
客観的・合理的な意思決定の理論
- 予測システム:選択可能な行動とその結果の予測を行う。自分の客観的な評価と選択しがマッチするかどうかを予測する。
- 評価(価値観)システム:予測された結果が自分にとってどの程度望ましいかを検討する。
- 決定システム:可能な選択を目的や億票に照らして評価し、その基準に合致したものを選択する。
できるだけ不確実であいまいな要素を少なくして意思決定しようというアプローチです。
積極的不確実性の概念
- 情報について:情報は想像力をもってあつかうこと、しかし、情報を創造しないこと。
- 意思決定のプロセスについて:自分が何を求め、何を信じているかを理解すること、しかし、確信しすぎないこと。
- 選択について:合理的に選択すること、ただし、合理的選択が通用しない場合には手放すこと。
客観的・合理的な方略はとりつつも、主観的・直観的な視点を取り入れて統合的に意思決定を行うべきだとしています。
これら、一見相反することを並べたようなこの原則こそ、不確実性を受け入れるために重要な考え方であるとし、絶えず変化する流れに柔軟にバランスをとりながら進む過程そのものに意味があるという考え方を示し、その後の意思決定の考え方に大きな影響を与えました。
おまけ
①ジェラット(Gelatt, H. B. )の理論に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
a. 個人のキャリア意思決定に影響を与える要因として、①遺伝的な特性・特別な能力、②環境的状況・環境的出来事、③学習経験、④課題接近スキルを挙げている。
b. 成長、探索、確立、維持、解放といった 5 つのライフステージにおける意思決定が重要であると考えた。
c. 自己理解と職業の理解が土台となり、個人の意思決定スキル、メタ認知が促されていくとした。
d. 激変する労働市場や社会的背景から、不確実性を積極的に受け入れ、未来を創造する積極的不確実性の概念を中心とした意思決定の枠組みを提示した。
(正解:d (6-7))
②ジェラット(Gelatt, H. B.)の意思決定プロセスに基づく支援に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。
a. 可能性のある選択肢の予測を行い、選択肢それぞれがもたらす結果の起こり得る可能性を判断する。
b. 相談者が持つ自己概念や希望、期待、職業観などの前提と、外界からの情報との間に生じた不協和(不一致)の解消を重視する。
c. 探索的決定から最終的決定へと連続的にプロセスを進行させることが重要である。
d. 主観的な思い込みで狭められていた選択肢を、より幅広い範囲に広げることを主眼としている。
(正解:b (10-40))
③ジェラット(Gelatt, H. B.)の積極的不確実性(Positive Uncertainty)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
a. 主観的可能性による誤った判断や、不合理な判断を避けるため、客観的なデータを収集させ、それを検討させて、それぞれの結果の有用性を実証的に決定できるようなガイダンスが必要である。
b. 予期せぬ出来事がキャリアの機会に結びつくことから、その偶発的な出来事を自らの主体性や努力によって、キャリアに最大限に活用していくことが大切である。
c. キャリアが進行するなかで、個人は幾度となく決定をしなければならないが、探索的決定から最終的決定へとスムーズに進行させるためには、そのプロセスに沿ったガイダンスが有効である。
d. 社会の不確実さを積極的に受け入れて意思決定するためには、客観的で合理的なストラテジーだけでなく、主観的で直感的なストラテジーを統合して用いなければならない。
(正解:d (11-7))