こんにちは。
キャリアコンサルタント よこまくかなこ です。
さて、クルンボルツ先生。
「学習」に焦点をあてておられます。
人間学ばなくなったら終わり
と思っている私にとっては、「ですよね」といった感覚でした。
しかしながら、「偶然」については受け入れられない私がいます。
なぜなら、、、この世で起こることは「必然」と思っているから。
これは個人の主観なので、お気になさいませぬよう。。。
当ページ下部に「クルンボルツ」に関する過去問からの参考問題を記載しています。
よろしければご活用ください。
ジョン・D・クルンボルツ
職業選択やキャリア・デベロップメントは、とどまることのない学習プロセスの結果
人はどのように学習するのか、そして人が学習する過程についての理解を
キャリアカウンセリングにおける個人の援助にどう活かしていけばよいか、に焦点をあてています。
職業選択やキャリアの意思決定に影響を与えるものは、以下の4つとしています。
- 先天的な資質
自分ではほとんど変えることの出来ない要因(人種、背の高い低い、外見、病気のかかりやすさ、
知能、特殊な才能、運動能力など)が職業選択やキャリアに影響することは
少なからずあるわけですが、これはそのまま受け入れるしかない、というものです。 - 環境条件や出来事
自分ではどうしようもない無数の社会的・文化的要因も影響します。
地理・場所・気候・社会規範・文化・雇用動向・労働市場などなど。 - (1)道具的学習経験
以下の3段階で学習経験が進みます。
・”先行子の存在”:現在に受け継いでいるもの
・”本人の行為や行動”:上記の先行子を基盤に人は行動を起こします。
学校に通ったり、アルバイトをしたり、趣味をはじめたり。。。
その行動で人に褒められたりといった正の強化を受けると、
その行動・意思決定プロセスを続けます。
逆に非難されたりすると、その行動・意思決定プロセスを放棄するかもしれません。
・”結果”:上記の行動を継続したり放棄したりすることが結果となります。(2)連合的学習経験
感情的には中立的だった出来事が、特定の感情と結びついたときに起こります。
例えば、”病院”を身近な人の死と結び付け、医療分野に関心を持ったり、逆に極度に嫌がったり。 - 課題へのアプローチ・スキル
意思決定スキルと呼んでいるもので、課題への取り組み方や認識の仕方、課題への情緒的反応などを
含んでいます。
結果に影響するのはもちろんのこと、このスキルはこれまでの経験の結果ともいえます。
ハップンスタンス・ラーニング・セオリー
偶然の出来事は人のキャリアに大きな影響を及ぼし、かつ望ましいものである
そんな主張をしています。
予期せぬ出来事をキャリアの機械ととらえる考え方です。
「未来は予測できないことだらけ」なので、「将来この仕事に就く」という計画を
絶対視すべきではないと言っています。
『偶然の出来事』をチャンスや好機に変えるため、次の5つのスキルが必要とも言っています。
好奇心 | Curiosity | 新しい学びの機会を模索せよ |
持続性 | Persistence | 失敗に負けずに努力し続けよ |
柔軟性 | Flexibility | 姿勢や状況を変えよ |
楽観性 | Optimism | 新しい機会は必ずやってきて、それを自分のものにすることができると考えよ |
リスクテーキング | Risk-taking | 結果がどうなるか見えない場合でも行動を起こせ |
予期せぬ出来事が誰にでも起こり得ることであり、必要なことでもある。
そして、その出来事で何を学び何を得てどのような自分を発見したのか、、、
そういった学びから辻のステップへ続くということになります。
確かに予期せぬ出来事なんていくらでも起こってますが(笑)
私の場合、心理学的要素が先に出てくるので、「予期せぬ出来事」の受け止め方が
上記スキルとはまた別のところにいるのかも、、、なんて感じています
おまけ
①計画された偶発性理論を提唱したクルンボルツ(Krumboltz, J. D. )の理論に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
②クルンボルツ(Krumboltz, J. D.)の理論に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
試験回は違えど、ほぼほぼ同じ問題・選択肢じゃん!?