自律・独立
どんなアンカー?
このアンカーの方がどうしても諦めたくないと思っているものは、、、
規則に縛られたくない、自由が得られる仕事がしたい
簡単にいうと「組織のルールや手順に従いたくない」ということ。
西欧などには多いといわれてきましたが、近年の日本も増えてきました。
コンサルタントとして独立したり、企業に勤めても研究開発部門やある種のセールスマンなど、
少なくとも自分の仕事は自分で自由にできる職を選びます。
よって、働き方へのこだわりもなく、業務委託やパートタイムなど、働き方いついては問いません。
自由を得るために、不安定な給与や福利厚生も受け入れます。
「4.保障・安定」の人たちとは対照的です。
※保障・安定についてはこちら
主な特徴
- 仕事上で縛られることをとにかく嫌う
→規則には耐えられないことが多いです。 - 出来れば自営業、でなければ、少なくとも自由が得られる仕事を求める
まとめ
世界全体の傾向として、この自律・独立タイプに対して寛容になってきています。
(日本はそういった動きがなかなか浸透しませんが・・・)
シャイン博士はこういっています。
社会が変わっていくなかで、企業はこのアンカーへの対処に苦慮することになるでしょう。
若い層では自律的スタイルを望み、組織を離れて契約やパートタイムで仕事をするはさらに増えていくとでしょう。
一方企業側は、従業員がどの程度の自由を求めているかについて、あまり理解していません。
自由であることと無責任は別ですが、昨今「自由」の意味が拡大解釈によって無責任と混同してしまっている状況も見受けられます。
好き勝手やっていいのと、自由裁量は別モノだと思うのですが、皆様はどうお考えでしょうか?
私も当初は「これか?」と自分で思っていました。
「組織のルール?フンッ」と思うことも多かったからです。
とはいえ、逆にルールを守っていないと胸がめちゃくちゃドキドキするんです。
「ルール、守りたい私がいるのね」
それを知ってから、よくよく考えてみたんです。
最終的に、業務効率の逆をいくようなルールは破りたいのですが、そうでもなければ守っておいた方が安心な私、、、を発見しました。
【おまけ】カウンセリングのポイント
上記の特徴をふまえ、キャリアカウンセラーに囚われている常識を解放しないと理解が厳しくなる可能性があります。
このアンカーの人たちの自由度と、周り一般人の自由度は大きな差があります。
それらを踏まえてカウンセリングをしないと「え?なんで?常識と違う!?」など戸惑うことになりかねません。
※出典:「キャリア・カウンセリングの進め方 キャリア・アンカーの正しい使用方法」E.H.シャイン博士