起業家的創造性(Entrepreneurial Creativity:EC)
どんなアンカー?
このアンカーの方がどうしても諦めたくないと思っているものは、、、
自分で組織を立ち上げ成功を測る
簡単にいうと「起業」ということ。
比較的このアンカーの人は少数です。
このタイプは他のアンカーと違って、学生時代からすでに起業していることもあり得ます。
元々、幼い頃から何かを作り上げるのが好きで、新しいアイデアや製品、今までとは違った仕組みなどを作り上げたいと思っています。
もちろん、失敗することも少なくありませんが、成功を目指して非常に努力します。
何度失敗しても成功に向けて邁進するので、「失敗」することを悪くとらえるような文化の中ではうまくいきません。
将来の可能性を探ったり、必要なことを学習している間は組織に勤めて誰かのもとで働くこおもあるかもしれませんが、
自分でも「やれる!」と思えばすぐに自発的に飛び出そうとするでしょう。
自分自身の価値を、起業規模と会社の成功の度合いで測ろうとします。
また、何度も起業を繰り返す人もいます。この場合、会社を立ち上げては売却し、また別の会社を作ったりします。
主な特徴
- 起業。
- 危険負担し障害を乗り換える自分の意欲と、自己の能力だけに頼って組織や起業を創造する。
- 自分の努力により会社を創造し、その結果を広く世に示したい。
- 究極の成功を求めてキャリアの至るところで起こる数々の失敗も乗り越える。
- 人の言うことを聞いたり、学術的なことにもあまり興味がありません。いつも何かを作り上げることに夢中になっています。
まとめ
日本人には少ないかと。
※最近だと、このタイプはZOZOの前社長さんのタイプでは?とひっそり思っている次第です。
次から次へとアイデアが浮かんだり(もしかしたら絞り出すこともあるかもしれませんが)、
そのためにアンテナも広くはっているであろうでしょうし、当然頭も柔軟だと思います。
私の周りにもきっとこのタイプ、、、と思われる人がなぜか多くいらっしゃるのですが、
お会いするといつもいつもエネルギッシュでたっぷりとパワーをいただくのです。
私としては憧れのタイプだったりします。
【おまけ】カウンセリングのポイント
上記の特徴をふまえると、、、
このタイプの方はまずキャリアカウンセリングを受けないのではないかと。
そんな助けを求める時間もなく、それよりも創造に全力を傾けておられるのでは?と思います。
もしかしたら、、、時々気分転換にガス抜きのお手伝いになるのかもしれませんね。
※出典:「キャリア・カウンセリングの進め方 キャリア・アンカーの正しい使用方法」E.H.シャイン博士