奉仕・社会貢献(Service/Dedication to a Cause:SV)
どんなアンカー?
このアンカーの方がどうしても諦めたくないと思っているものは、、、
価値あることへの貢献
簡単にいうと「給与や昇進よりも意味のあること」ということ。
比較的このアンカーの人は少数です。
「自分のキャリアは何か高い価値のあることに貢献しなければ意味がない」と考えている人たちです。
誰かを助けること、世界をよりよくすること、環境問題を解決すること、人々に調和をもたらすこと、安全性を向上させること、新製品を通じて病気を治すことなどなど、、、
こういった価値あることを実現できる仕事をする機会を求めます。
これらの価値を実現できる仕事の機会が奪われるのならば、異動や昇進を辞退することもあります。
主な特徴
- 自分のため、よりも社会のためや人々のために働く
- 企業人であれば、人事部などで人を援助するといったことが仕事の原動力
- 世界を社会を地域をより良くしたい
まとめ
即、頭に浮かんだのは「マザー・テレサ」でした。
この特徴はうわべだけでは続かないこだわりだなぁと思います。
よく「会社に貢献したいんです!」といって張り切ってる社員さん、一見奉仕・社会貢献かと思いきや、
「けど、こんな安月給では出来ません!」となると、ちょーっと違和感があります。
全身全霊で社会のために行動に移せる人、、、というのはなかなかいらっしゃらないかもしれません。
少なくとも、自分の身の安全ありきでしたら、何らかの貢献も可能ですが、、、と思ってしまいます。
紛争地域や、貧しい国などへ出向いて医療貢献をしたり、地域発展のために活躍なさってる方々、
テレビでよく拝見いたします。
「私とは魂のレベルがうんと違うところにあるんだろうな、、、」感心しています。
【おまけ】カウンセリングのポイント
上記の特徴をふまえると、、、
キャリコンの方はこのタイプの方が多いのでしょうか?
一度、キャリコン全員の統計をとってみたい、、、と思っています。
目先の利益だけを追うために人を人として扱わないような仕事だったり、
環境破壊に向かうような仕事だったり、、、
そういった仕事だと最大限のストレスがかかってしまいます。
とはいえ、企業に属していると、ありたい姿と真逆のこととのはざまで
非常に苦しんでいらっしゃる可能性もあります。
抽象的なゴールを描いておられる可能性もありますが、
そういったことも含めて寄り添う必要があります。
※出典:「キャリア・カウンセリングの進め方 キャリア・アンカーの正しい使用方法」E.H.シャイン博士